特定健診・特定保健指導
2008年度からスタートした特定健診・特定保健指導は、第3期までが終わり、2024年度から第4期がスタートしました。
高齢化の進展と生活習慣病患者の増加により、国民医療費は年々増加しています。膨らみ続ける医療費の適正化を図るとともに、生活習慣病を未然に防ぐために、40歳~74歳の被保険者・被扶養者を対象に特定健診・特定保健指導の実施が健康保険組合など医療保険者に法律で義務化されています。
特定健診
- 対象者
- 40歳~74歳になる被保険者・被扶養者(実施年度内4月1日~翌年3月31日)
- 基本検査項目
- 質問票・身体計測(身長・体重・BMI・腹囲)・理学的検査(身体診察)・血圧測定・脂質検査・血糖検査・肝機能検査・尿検査
- 一部負担金
- 無料
- 実施医療機関
- 健康保険組合連合会との契約による集合契約「Aタイプ」
各都道府県保険者協議会の代表保険者との契約による集合契約「Bタイプ」
- ※医療機関が多いのはBタイプです。医療機関によってABどちらかのタイプのみ単独参加、AB両方のタイプに重複参加されている場合がありますので、AB両方のタイプともに閲覧してください。
- 受診方法
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- (1)受診券の確認
受診券の注意事項をご確認のうえ、住所欄にご自宅の住所を記入してください。 - (2)受診する医療機関を選択
実施機関リストより受診したい医療機関を選んでください。
リストに記載されていない医療機関でも受診が可能な医療機関もあります。
集合契約で特定健診受診可能かどうか直接医療機関にご確認ください。 - (3)健診の予約
特定健診を受診する医療機関に予約をしてください。
予約時に「集合契約による受診を希望する」旨を申し出てください。 - (4)受診当日
受診当日は 【受診券】 と 【マイナ保険証等】 を受付に提示してください。
前回、特定健診を受診していれば、その結果票もお持ちください。
医療機関の指示に従い、特定健診の検査項目を必ず受けてください。
健診費用の自己負担はありません(全額健保組合で負担します)。
特定健診項目以外の検査は受診できません。 - (5)健診結果の通知
医療機関より健診結果が送付されます。
- (1)受診券の確認
特定保健指導
内臓脂肪の蓄積とその他のリスクの状況から、特定保健指導の対象となる人をレベルごとに選び出します。「動機づけ支援」「積極的支援」となった方には、健康保険組合から特定保健指導のご案内をいたします。
特定保健指導では、保健師、管理栄養士などのプロのサポートが受けられます。
- 対象者
- 40歳~74歳までの被保険者・被扶養者・任意継続被保険者で「動機づけ支援」「積極的支援」となった方
健診結果に基づきレベルごとに健康づくりを支援
内臓脂肪 |
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①腹囲 男性:85cm以上 女性:90cm以上 ②BMIが25以上 ※BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m) |
リスク |
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①血糖 空腹時血糖(やむを得ない場合は随時血糖)100mg/dL以上 または ヘモグロビンA1c5.6%以上 |
②脂質 空腹時中性脂肪150mg/dL以上(やむを得ない場合は随時中性脂肪175mg/dl以上) または HDLコレステロール40mg/dL未満 |
③高血圧 収縮期血圧130mmHg以上 または 拡張期血圧 85mmHg以上 |
④喫煙歴あり(①~③のリスクが1つ以上の場合にのみカウント) |
レベル分け |
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